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三一書房: Publishing Information |
NEW BOOKS |
『私には浅田先生がいた』
康玲子著/
定価1300円(本体価格1238円)/
ISBN978-4-380-08208-5
著者は大阪生まれの在日朝鮮人カン・ヨンジャ、韓国籍の2・5世(親が一世と二世の子)。朝鮮人だということを隠していた著者は、あるとき高校の担任だった浅田先生に「なんで本名で学校に来てへんの?」と問われる。最初は、はぐらかし、逃げながらも、この問いかけを通して浅田先生への信頼を予感する。先生は、隠して逃げることのできない「障害」―幼いときの事故で右足を失っていた―を背負っていた。今は亡き浅田先生との出会いを振り返り、綴る。第一回「賞・地に舟をこげ」受賞(在日女性文芸協会 主催―― 《体験は、書き残さなければやがて消えていく。書かれた体験は、個人の世界を超えてひろがり、「歴史」となるのだ。》(澤地久枝氏「選評」より)。「19才、――ようやく人生が明け初めようとするひとときの静けさの中、ほんの少し先のことさえ見えない、息苦しい日々。――ただ、私には浅田先生がいた」(本文より) 著者=京大文学部卒、同大学院博士課程学修退学。小学校非常勤講師。著作として、「地道な外国人教育のとりくみを」「北朝鮮をめぐって、今考えていること」「時代の曲がり角で」(アジェンダ――未来への課題』に04年春・第四号より連載中)などがある。
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